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2016年11月24日 じゃがいもの発祥の地へ

みなさん、じゃがいもといえば”北海道”というイメージの方が多いと思うのですが。

日本のじゃがいもの発祥が”長崎県”だということを知っている方はそう多くはないのではないでしょうか。
じゃがいもの故郷はペルーやボリビアなど中央アンデス山系と言われていて、日本へは慶長3年(1589年)ヨーロッパやジャガルタを経由してオランダ人が長崎県へ持ち込んだという説が有名です。(諸説あります)

今年が2016年ですから、じつに420年以上前から栽培されしかも!最初は観賞用として栽培されていたというから驚きました。
北海道や東北で栽培が盛んになってきたのは江戸時代と言われていて、当時から冷害にも強く、土地を選ばない作物として各地へ広がっていったそうです。

 

そして、前説が長くなりましたが!

そんなじゃがいも発祥の地長崎県へ

九州研修2016

なんと!今月の初めに、”倶知安じゃが”の生産者の方と視察と交流を目的とし訪問してきました。

 

海を眺めながら傾斜地に広がるたくさんの畑

2016九州視察

緑色に見える畑はほとんどじゃがいも畑

今回訪れたのは長崎県の南に位置する島原地域

この地域は今月末には収穫を迎えるそうです。

2016九州視察

 

 

現地でのアテンドをお願いしたのは、九州地域全般に農産物集荷と資材販売を行っている南高青果さん
生産現場の現状のお話など丁寧にご対応いただきました。

2016九州視察

(畑の周りにある柵はイノシシ対策だそうです)

今回の長崎県への視察には単に交流という目的だけではなく、日本全国で問題になっている気候の変化と生産者の高齢化、そしてそれらを踏まえての今後の取り組みのなどのお話を聞いてみたいと思い実際に現地へ足を運ばせていただきました。

2016九州視察写真の補助は国の事業で”基盤整備”(小さな畑などをまとめて大きな畑にして、営農作業の効率化をするための土地改良事業)をした畑ですが、これでも倶知安町の平均的な1件あたりの農地(30ha)の50分の1程度
大きくてこの面積ですから、大半の農家の方はもっと少ない畑で作物を生産されています。
2016九州視察量の違いはありますが、そんな小さな畑での生産量は北海道の生産量の5.5%!で全国で北海道に続いて2位なんです。
逆にどれだけ北海道がたくさん作っているのかということも感じました。
小さな畑でたくさんの生産者によって今まで受け継がれてきました。
そして、驚きの事実がありました。
なんと!

2016九州視察

 

長崎県で栽培されるじゃがいも全般、花が咲かないんです!

北海道組はみんなで「どうして!?」

南高青果の職員の方が「咲かないもんは咲かんですよ、北海道は花咲くんですもんね、見たことないです。」

だったり

2016九州視察

畑の中の”散水栓”があったり

2016九州視察

 

 

 

 

 

(隣にあったレタス畑、日照時間の短さと長雨が続き生育もバラバラ)
一年に2回収穫することは知っていましたが、北海道では、じゃがいもは同じ畑で作り続けると病気などのリスクや品質の低下などがあるのですが、長崎県では同じ畑で一年に2回じゃがいもを植えています。それでも何十年と作り続けてきてるのですから驚きでした。
近年、不安定な天気をテレビなどで「数年に一度」や「今まで経験したことのない」など最近でこそ聞き慣れましたが、まさに地球規模で”変化”して行っています。

2016九州視察

(病気で元気のないじゃがいも)

北海道にいると、「北海道のお米がおいしくなった」や最近だと”さつまいも”が栽培できるようになったなど、今まで北海道で栽培できなかったものができるようになってきていると感じますし、単純に品種改良や肥料や農薬の発達などという言葉で片付けられるレベルではないと感じ、それでは日本の本土の南限の現場を見てみたいと思い長崎県へ行ってきたのも今回の理由の一つでした。

2016九州視察

(熊本フェリーの中の写真)

長崎県のいくつかのスーパーや直売所の方々のお話も聞きましたが、皆さん口々に「今年は野菜が全然できなかった、こらからはこれが当たり前になっていくのかな」といっていたのがとても印象的でした。

もし、このまま気候の”変化”が続けば北海道の生産できる力はますます日本にとって重要になっていくとおもいますし、もしかしたら西の地域では収穫することが困難になることも可能性として”ゼロ”ではないと感じました。

2016九州視察

(ご当地グルメを作りたいねと話す生産者)

気候の変化に合わせて私たちの住む北海道はまだまだ”変化”で乗り切れることができると思います。

今私たちがやらなくてはいけないこととは何なのか。
少し答えが見えてきた、そんな九州視察でした。

 

もちろん北海道に帰ってきた後は報告会

img_8793

生産者の方自らの言葉で行けなかった生産者の方々へ報告

当社のスタッフももちろん参加です。

どんなことを感じたかや来年はこうしよう!など皆さんそれぞれの”想い”を語り合っていました。

ものを作ることができるのは限られた人たちだけです。

”ものづくり”をできる人たちが、想いを語り変化しそして地域を、日本を支えていくそんな現場であって欲しいと思った瞬間でした。
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(生産者の方と町内の飲食店にて 皆さんが作った”じゃがいも”と”ポップコーン”を提供してくれています)SeventhHeavenさんファンページ

実はこれで終わりたいところなのですが、今回は九州地区で期間限定の催事で”倶知安じゃが”の販売が行われていて、そちらの視察もあったのですが、そちらは次回詳しく報告させていただきます。

簡単便利で安心な”チルドじゃがも好評発売中!取り扱い店も順次拡大中です。

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※現在ラッキーさんでは倶知安店の他に、札幌市内の山の手店、発寒店、4番通店、篠路店、北49条店、そして岩内店の合計7店舗にて販売中です。

倶知安じゃがロゴマークは商標登録マークです。

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倶知安じゃがは”特別栽培農産物”です。

倶知安じゃがは”特別栽培農産物”です。

倶知安じゃがブランドサイトでは、”倶知安じゃが”をお客様へお届けしていただけるお店などをサイト上でご紹介し、倶知安じゃがの魅力やお店や人などの紹介、それを支えてくださっている方々を全力で応援していきます。

”倶知安じゃが”に関するお問い合わせなどは

mail: info@kutchanjaga.comまでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

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